【しぶこのコーチ青木翔プロ100を簡単に切る方法】<5>アプローチ編


クラブを短く持ちグリップを左脇腹に付けて構える

 100をなかなか切れないゴルファーは、グリーン周りでのミスが多いのではないでしょうか。今回は、アプローチでワンピンに寄せるポイントをお話しします。
 アプローチのミスにはダフり、トップ、距離感の3つがあります。アマチュアで最も多いのがダフりトップによるミス。ピンに寄せたい一心から、ついついボールに合わせに行きがちです。ボールを迎えに行くとダフるし、逆に体が浮いたりヘッドアップしたりするとトップが出ます。また、アプローチでコックを使っている人を見かけますが、これもダフりトップの原因。ショットは飛ばすことが目的なので、コックを使って体の動きに対してクラブの動きを大きくする必要がありますが、アプローチは飛ばすのではなく寄せることが目的なので、コックは全く必要ありません。

グリップを脇腹に付けたままヘッドと手首、肩が真っすぐになるようにスイングする

 100切りを目指すなら、アプローチでのミスは大敵。ミスしないスイングを覚えることが近道です。まずはクラブを短く(半分ぐらい)持ち、グリップを左脇腹につけて構えます。そのままヘッドと手首、肩を一直線に結んだままスイングしてみてください。この形を意識して振ると、コックが使えないのが分かりますよね。これでミスは激減。確実にグリーンを捉えることができるようになります。
 また、アプローチの距離感が合っていない人は、球のスピードがイメージできていないので、ピンに向かってボールを手で投げてみるとよいでしょう。ワンピンに寄る球のスピードを知ることで振り幅などが分かってくるはずです。(次回はアプローチの球筋の打ち分け方について)

 

<プロフィール>
青木翔(あおき・しょう)1983年3月28日、福岡県生まれ。36歳。福岡大卒業後にプロゴルファーを目指す。27歳の時にティーチングプロの資格を取得。2017年から渋野日向子のコーチとなり、昨年のAIG全英女子オープンでは渋野のキャディーを務めた。181センチ、77キロ、血液型A。