新型コロナウイルス感染拡大で３月中旬から中断していた米ツアーが１１日、チャールズシュワブ・チャレンジ（米テキサス州）のコロニアルＣＣ（７２０９ヤード、パー７０）で約３か月ぶりに無観客で再開した。選手、キャディーらは大会前に複数回のＰＣＲ検査の実施など厳戒態勢が敷かれる中、世界ランク１位のロリー・マキロイ（英国）らが大会初日を戦った。
第１ラウンドは米ツアー通算１０勝のジャスティン・ローズ（英国）が７バーディー、ボギーなしの６３をマーク。７アンダーでハロルド・バーナー（米国）と並んで首位発進を決めた。米通算１２勝のジャスティン・トーマス（米国）ら４人が６４で首位と１打差の３位につけた。マキロイは６８で５打差の２アンダー、３９位。世界ランク２位のジョン・ラーム（スペイン）は６９で６打差の１アンダー、５７位で初日を終えた。
また、米ミネソタ州で黒人男性が白人警官の膝で首を地面に８分４６秒押しつけられて死亡した事件を受け、出場選手は１１日午前８時４６分（日本時間の同日午後１０時４６分）にプレーを一時中断し、約１分間の黙とうをささげた。