25日に開幕する女子ゴルフのアース・モンダミンカップの開幕に先駆けて、マンデートーナメント(主催者推薦選考会)が22日、会場である千葉・カメリアヒルズCCで行われ、84選手が参加した。悪天候の中、2012年大会で初代女王に輝いた服部真夕(32)=朝日インテック=は3オーバーの「75」をマークし、14位で本戦出場を決めた。
通算5勝を誇る服部だが、今大会への出場は2年ぶりとなる。「雨、風が強くて過酷なマンデーでした。3オーバーでまさか自分が通るとは思わなかったので、ビックリしています」と振り返り「途中ダボ、ボギーで諦めそうになりましたが、カウントバックで17番のバーディーで通ったので、諦めなくて良かったです」と安堵(あんど)した。優勝経験のある大会なだけに「良いイメージがあります。その時とセッティングは大きく変わっていますが、勝ったコースですし、思い入れもあるので、精いっぱい頑張りたいと思います」と自信たっぷりに意気込んだ。
待ちに待った開幕戦となるが、試合のない期間は主にコースでの練習を中心に行っていたという。アプローチイップスになり、右でなかなか打てなかったことから「それならレフティにして打ってみよう」と方向転換。その練習にも時間を費やしたそうで、この日も4回レフティのウェッジを使用した。「右だとダブルボギーになってしまうところが、レフティだと寄せてパー、悪くてもボギーで収まることを今日実感しました。本戦もこのスタイルでいきたいと思います」と手応えも感じており“二刀流”で本戦に挑む。