ジャンボの弟子でプロデビュー戦の西郷真央が8アンダーで浮上「明日につながるプレー」


デビュー戦で健闘している西郷真央(Getty Images/JLPGA提供)

デビュー戦で健闘している西郷真央(Getty Images/JLPGA提供)

 ◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第3日(27日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)

 プロデビュー戦で15位から出た新人の西郷真央(18)=大東建託=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算8アンダーに伸ばした。ホールアウト時点で、10アンダーでトップの田中瑞希とは2打差の暫定2位タイにつける。

 西郷は開始1、2番の連続バーディーで幸先良く滑り出すと、16番から18番まで上がり3連続バーディーを奪った。

 昨年6月の日本女子アマで優勝し、昨年11月のプロテストに一発合格。予選会(QT)ランキング10位の資格で出場する。尾崎将司(73)を師匠に持つ、ジャンボ尾崎アカデミーの1期生はオンライン会見で「予選ラウンドの2日間に比べてショットが良くなり、スコアにつながった。昨日のラウンド後の練習で、アドレスをすっと構えられるように調整して今日に臨んだのが良かった。残りの3ホールは、ショットも良くて明日につながるプレーでした」と笑顔で振り返った。

 コロナの影響で開幕が遅れ、高校在学中のデビューはならなかったが、「試合がなかなか始まらなかったけど、練習、トレーニングをやっていたので、その期間でもやれることたくさんあった。課題だったパッティングを重点的にやり、いい状態で試合に臨めました」と胸を張った。トレーニングの効果で飛距離は10ヤードほどアップした。無観客試合については「アマチュアの試合の時のような感覚がありました。すごく静かな中でプレーしていた感じで、集中してプレーしていました」と振り返った。

 コロナの影響でジャンボ邸にはあまり行けなかったというが、「(オフに)一度うかがった時に『試合が始まらないけど、しっかり調整してがんばれ』と言われました」と明かした。好位置で迎える最終日に向け、「上位で戦えるのはこれからにもつながる。もちろん優勝は目指すところではあるけど、それよりも自分のプレーに集中していい結果が付いてきたらいい」と平常心を強調した。

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