◆米男子プロゴルフツアー ワークデーチャリティー・オープン 第3日(11日、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC=7234ヤード、パー72)
4打差4位から出た、米ツアー日本人男子歴代最多5勝の松山英樹(28)=LEXUS=は得意のショットが乱れて2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず。首位と7打差の通算9アンダーの8位へと後退した。
2014年6月のメモリアル・トーナメントで米ツアー初優勝を飾った思い出のコース。新型コロナウイルス感染予防対策で無観客の中、飛ばし屋のサム・バーンズ(23)=米国=、通算1勝のビクトル・ホブラン(22)=ノルウェー=の若手2人と同組で回った。
187ヤードの4番パー3で、松山の第1打はグリーン左バンカーへ。第2打は4メートルオーバーし、ボギーが先行した。567ヤードの7番パー5は、ピン右8メートルからのバーディーパットが2メートルオーバーし、3パットのボギー。577ヤードの11番パー5は、7メートルのスライスラインを沈めてバーディー。536ヤードの15番パー5は、ピン左下4メートルへ2オンし、2パットでバーディーとした。
この日は全体的に左にひっかけ気味のショットが多く、前日の第2ラウンドは85・71%だったフェアウェーキープ率は50%へ。パーオン率も94・44%から72・22%へと降下した。第3ラウンド後、松山は「どうにかラウンド中に修正したかったんですけど、なかなか思うようにいかなかった。最悪、オーバーパーは打たずに終われたのでそこは良かったかな」と振り返った。
単独首位のツアー通算12勝のジャスティン・トーマス(27)=米国=とは7打差となった。12日の最終日は荒天予報で、スタート時間が早まって松山は12日午前8時28分(日本時間同日午後9時28分)にティーオフ予定。「明日、切り替えてしっかり伸ばして終われるように、頑張りたいなと思います」と、得意の最終日の巻き返しを誓っていた。