国内女子プロゴルフツアーで開催可否が注目されていた、NEC軽井沢72(8月14~16日、長野・軽井沢72G北C)の主催者が、大会を開催する方向であることが13日、分かった。6月下旬のアース・モンダミンカップ(千葉)に続き、5戦ぶりの今季2戦目となる予定。プロアマ戦は行わず、無観客となる。今後、緊急事態宣言が再発令された場合などに中止の可能性を残すが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を見極めながら準備を進める。
既に出場エントリー受け付けを開始しており、前戦から1か月半の間、調整を続ける選手たちにとって朗報となる。NEC所属のルーキー、安田祐香(19)はプロ2戦目でホステス大会を迎える見込みで、注目が集まる。ただ、今回もアース―と同様に、韓国勢を中心とする多くの外国選手は、政府の入国制限の方針が変わらない限り、出場は難しそうだ。
昨年大会でメジャーのAIG全英女子オープン優勝後、帰国2戦目で1打差3位と優勝争いを演じた渋野日向子(21)=サントリー=は欠場が濃厚だ。全英(8月20~23日)の前週となる、NEC―と同じ週には米ツアーのスコットランド女子オープンがあり、渋野は推薦出場を視野に入れている。3日の合同リモート会見でも、軽井沢開催の場合も英国行きを優先する意向を明かしていた。
女子ツアーは20―21年シーズンを統合して実施されている。NEC―翌週のCATレディースは中止が決まっており、3戦目はニトリレディス(8月27~30日、北海道・小樽CC)以降となる。