河本結、米女子再開で4差8位発進「戦える幸せ感じた。心からいいプレーができた」


河本結

河本結

 ◆米女子プロゴルフツアー ドライブオン選手権1日(31日、米オハイオ州インバネスC)

 新型コロナウイルスの影響による中断から約6か月ぶりに再開し、ルーキーの河本結(21)=リコー=が4バーディー、2ボギーの2アンダー、70で首位と4打差の8位につけた。中断期間中に新設が決まった3日間大会で、66のダニエル・カン(米国)が単独首位。野村敏京(27)=Qセルズ=、山口すず夏(20)=環境ステーション=は、ともに78をたたいて102位と出遅れた。

 約6か月ぶりの再開初戦初日に好発進を切った。河本は、風が強まった午後スタートで70にまとめた。「もう一回、アメリカに帰ってきて、戦える幸せを感じることができた。心からいいプレーができた」と笑顔に充実感をにじませた。

 フェアウェーを外したのは4ホールだけ。計29パットと安定したゴルフでスコアを着実に伸ばした。ソレンスタム(スウェーデン)、クリーマー(米国)らを担いできたベテランのコリン・キャン・キャディー(英国)を起用。出だしの10番でバーディーを取って流れに乗るなど「アドバイスが本当に的確。いいコミュニケーションとキャディーさんの経験がスコアにつながった」と感謝した。

 今大会は世界ランク1位の高真栄(25)ら、世界ランク上位の強力韓国勢が新型コロナへの不安から不出場。第2日は午前7時の第1組スタートだが「寝坊しないように」と河本。日本女子12人目のツアー制覇のチャンスに挑む。

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