女子ゴルフの渋野日向子(21)=サントリー=が6日、リモート会見で、20日開幕のメジャー・AIG全英女子オープン(英ロイヤルトルーンGC)での日本人初の連覇に意欲を見せた。昨年大会で日本中を笑顔にした“スマイリング・シンデレラ”は、コロナ禍で「英国から世界へ、私のプレーで勇気、笑顔を与えられるように」と宣言。7日に渡英し、米メジャーを含む10月中旬までの長期海外遠征で、生涯目標の5大メジャー制覇に近づくことを見据えた。
◆渋野に聞く
―全英対策は。
「経験したことのないリンクス、自信はありません(笑い)。グリーン周りのアプローチの種類がいつも以上に必要になる。風が強いので、ショットでも低い球を打つ練習をしました」
―男子の16年全英と同じロイヤルトルーン。
「『なんだこのコースは』って。DVDで初日を見て、バンカーがやばい。かなり頭を使ってプレーしないといけない印象」
―持ち物は。
「スーツケース1個にお菓子と駄菓子を大量に持っていきます。ニンテンドースイッチも。(コロナ対策は)アルコール消毒液やマスクも大量に」
―昨年から今年にかけ、スタンスを狭めるなどスイング改造した手応えは。
「アース(モンダミン)からは1ミリぐらいしか近づいていない。完成には程遠い中での戦いなので、正直どうなるか。でも、青木コーチのバックアップがあるので、最大限の力を出せるように」
―9、10月のメジャーの間の米ツアー3試合は。
「推薦をいただけるなら、出させていただきたい。(米国は)定由早織キャディーと」
―本来なら今は五輪の最中だった。
「本当に楽しみにしていた。ちゃんと試合があって結果を出せていれば五輪選手になれていたかなという思いはあった」