V3期待の笹生優花はボギー先行 ゴルフ5L


ゴルフ5レディス第1日1番パー4で第1打を放つ笹生(右端)。開催3試合連続優勝の期待がかかる

ゴルフ5レディス第1日1番パー4で第1打を放つ笹生(右端)。開催3試合連続優勝の期待がかかる

  ◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 第1日(4日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC=6571ヤード、パー72)

 ツアー史上3人目の開催3試合連続優勝の期待がかかる笹生優花(19)=ICTSI=は、1番パー4(391ヤード)で第2打をピン右4メートルにつけてバーディーチャンスとしたが、わずかに左に外し、パー。流れに乗れずに迎えた続く2番パー5(524ヤード)ではボギーを先行させる苦しいスタートとなった。今後、巻き返しを図る。

 第1日、笹生は、原英莉花(21)=日本通運=と松田鈴英(22)=ニトリ=と同組でプレー。ともに飛距離が持ち味で美人プロとして人気の2人と笑顔で1番ティーイングエリアに登場した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今週も無観客開催となったが、3選手の登場でコースはにわかに華やいだ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が大幅に遅れた今季、新人の笹生は開幕戦のアース・モンダミンカップ(6月)で5位になると、その後のNEC軽井沢72(8月)、先週のニトリレディスで見事に連続優勝。昨年のプロテストに合格したばかりの19歳は一躍、ツアーの中心選手へと躍り出た。

 ともに尾崎将司(73)を師匠とする姉弟子の原英莉花は笹生の大物ぶりを証言する。「優花はジャンボ(尾崎)さんに『アイアン貸してください』と言って借りて、でも、合わないからと、すぐに返したり。勇気ある行動をしますね」と笑顔で話す。日本ゴルフ界のレジェンドに対しても物おじしない性格が勝負強さにつながっているようだ。

 8月31日付けの最新世界ランクで、笹生は、前週の117位から76位に急浮上。今週は2007年の全美貞(韓国)、2019年鈴木愛に続いてツアー史上3人目の開催3試合連続優勝の期待がかかる。初優勝から3試合連続Vなら、もちろん、史上初の快挙となる。

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