圧勝Vの小祝さくらが天才少女・弥勒ちゃんにサイン入り手袋プレゼント


ゴルフ5レディスで圧勝した小祝さくらからサイン入り手袋をプレゼントされた「天才少女」須藤弥勒さん

ゴルフ5レディスで圧勝した小祝さくらからサイン入り手袋をプレゼントされた「天才少女」須藤弥勒さん

 ◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 最終日(6日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC=6571ヤード、パー72)

 首位からスタートした小祝さくら(22)=ニトリ=が6バーディー、ボギーなしの66で回り、大会新記録の通算17アンダーで2位に6打差をつけて圧勝した。昨年7月のサマンサタバサレディース以来のツアー通算2勝目。今大会、BSテレビ東京で史上最年少のラウンドリポーターを務めた須藤弥勒(みろく)さん(9)にホールアウト直後、試合で使用していた手袋にサインを入れてプレゼント。2018年の世界ジュニア(6歳以下)で2連覇し“天才少女”と呼ばれる弥勒さんを感激させた。

 渡辺彩香(26)=大東建託=と古江彩佳(20)=フリー=が通算11アンダーで6打差の2位。8月のNEC軽井沢72、先週のニトリレディスと開催2試合連続優勝を果たした笹生優花(19)=ICTSI=は通算4アンダーで29位だった。

 道産子美人プロ小祝は、地元の北海道で行われた先週のニトリレディスでは笹生優花(19)=ICTSI=とデッドヒートを演じた末、惜敗。しかし、わずか1週間後に雪辱Vを果たした。「先週の悔しさがあったので、今週は頑張りたいと思っていました」小祝はホールアウト直後、熱闘の余韻が残る中、18番ホールで見守っていた弥勒さんに手袋をプレゼントした。

 第2日にラウンドリポーターを務めた弥勒さんは小祝に注目。最終組の3つ前を回る小祝組を追いかけた。すると予想が的中。小祝は後半、6バーディー、ボギーなしの30の好スコアをたたき出し、首位に浮上した。新型コロナウイルス感染防止対策として、無観客で開催され、コース内には関係者しかいなかったため、小祝もラウンド中に弥勒さんの存在を認識。「弥勒ちゃんが見てくれていたお陰で、いいプレーができました」と小祝は笑顔で話した。さらに「明日、優勝できたら手袋をプレゼントするね」と約束。有言実行した。

 小祝の体温が感じられるような「優勝ホヤホヤ」の手袋をプレゼントされた弥勒さんは大感激。「約束を守ってくれて、うれしいです。将来、私も小祝選手のようなプロになりたいです」と満面の笑みで話した。

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