◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 第120回全米オープン第1日(17日、米ニューヨーク州ウィングドフットGC=7477ヤード、パー70)
5年ぶり出場の石川遼(29)=カシオ=は1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの2オーバー、72の57位で滑り出した。18、19年日本ツアー賞金王・今平周吾(27)=フリー=は3バーディー、4ボギーの1オーバー、71の暫定33位につけた。アマチュア世界ランク1位・金谷拓実(22)=東北福祉大4年=は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー、72で同57位。メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(44)=米国=は73と出遅れた。
5年ぶり5度目の出場の石川が成長した姿を見せた。「今までプレーしてきた中で一番難しいコース」と評した舞台で粘りのゴルフを展開。1バーディー、1ボギーで迎えた12番でラフにてこずってダブルボギー。それでも、気持ちが切れることなく、平均パット数1・50で全体10位と好調なグリーン上を軸に着実にパーを積み重ねた。「持っている(技の)中で戦えたと思う。楽しかった」と充実の表情で語った。17日は29歳の誕生日。日本ツアーの看板選手は「あの時、1年間やり切ったから、今があると思える1年にしたい」と20代最後の年を上々のスタート。11年以来のこの大会での予選突破へ「タフなテスト。すごく楽しみにしている」と挑戦意欲をかきたてていた。