１３年、妊娠発表後にツアーに復帰した茂木宏美
女子ゴルフで９月に第１子妊娠を公表した通算２３勝の横峯さくら（３４）＝エプソン＝が２日、妊娠７か月で今週出場する国内ツアーのＴＯＴＯジャパンクラシック（６～８日、茨城）に向け、スポーツ報知の取材に文書で応じた。８月のＮＥＣ軽井沢７２（予選落ち）以来の出場で「私がプレーする姿を見せることで、他の選手の選択肢が広がったらうれしい」とコメント。来年２月下旬予定の出産を前に、現状を報告した。
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ツアー通算６勝の茂木宏美さん（４３）が長女を妊娠中に試合出場した自身の経験を語った。１３年８月に妊娠５か月を前にツアーに復帰し、その後約２か月間プレーした。
当時、医師からは「朝起きて直感でいける、と思ったら（試合に）行っていい。自分の感覚を大事に」と言われたそうだ。「（妊娠中も試合に出場していた先輩プロの）塩谷育代さんから『経験しないと分からない素晴らしい感覚』とアドバイスをいただいたのも大きかった」と振り返った。
実際に試合に出てみると「１つのボールに対し、（おなかの子と）２人でプレーしている感じだった」。ヘッドスピードを上げるような強いスイングはできなかったが「体の重心は安定した」という。パットが入った時などは「ポコポコって喜んでいる感覚もあり、楽しかった」と語った。
茂木さんは「今でも娘に当時の話を聞かせたり、いい思い出になっている」と感慨深げ。妊娠７か月で出場する横峯には「どういう表情でプレーするか楽しみに見たい」と期待を寄せた。