ソニーは10日、国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)に、来年1月の米男子プロゴルフツアーのソニー・オープン(14~17日・米ハワイ州ワイアラエCC)の3枠の選手招待枠を提供することを発表した。
2020年のJGTOツアーメンバーが対象で、〈1〉1月のSMBCシンガポールオープン優勝者、〈2〉今月の三井住友VISA太平洋マスターズ優勝者、〈3〉今月のダンロップフェニックス優勝者、〈4〉今年開催の3大会と海外メジャーの全米プロ選手権、全米オープン、マスターズの3大会を加えた計6大会の獲得賞金上位者に与えられるという。
ただし、SMBCシンガポールオープンは、日本ツアーメンバーではないマット・クーチャー(米国)が優勝しており、〈4〉に1枠回ることが既に決定済み。また、今週と来週行われる〈2〉と〈3〉で、優勝者が重複した場合やツアーメンバー外の選手が優勝した場合も、〈4〉での選出枠数が増えていくことになる。
ソニーの執行役員・河野弘氏はオンラインでの会見で「全世界が困難な状況に直面している中でも、世の中に多くの感動を届けたいと考えています。今回の選手招待枠の提供を通じて、JGTOツアーメンバーの世界の舞台へのチャレンジをサポートしたいと思っています」などと経緯を説明した。
JGTO会長で、1983年大会では日本人初の米ツアー優勝を果たした青木功氏も「今年は多くの大会が中止を余儀なくされており、このような形で、JGTOツアーメンバーに3枠を提供頂くことは大変ありがたいことです。選手には、ツアーの代表として持っている力を存分に発揮して欲しい。同じワイアラエCCで、私も1983年大会にはとても深い思い出があります」とオンライン会見であいさつした。