◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第2日(13日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第2ラウンド(R)が行われ、プロ8年目でツアー未勝利の木下稜介(29)=ハートランド=が首位と6打差の36位で出て、1イーグル、5バーディー、ボギーなしで、昨年大会第3Rで金谷拓実(22)=東北福祉大4年=が記録した大会コースレコードに並ぶ63をマーク。通算5アンダーで小斉平優和(22)=太平洋C=、チャン・キム(30)=米国=と並び首位に立った。
木下は出だしの10番パー4で残り152ヤードからピンそば1メートルにつけてバーディーを奪うと、11番ではピン奥10メートルからのパットをねじ込んで連続で伸ばした。後半の3番パー5では2オンし、ピン手前4メートルにつけてのイーグルを奪った。笑みをこぼしながらホールアウトし「今日は本当に完璧なゴルフができて幸せです」と白い歯を見せた。
自身初の単独首位スタートだった大槻智春(30)=真清創設=は70と伸ばせず、25位で出て65をマークした香妻陣一朗(26)=フリー=と4アンダーで1打差の2位に並んだ。2打差の3位から出た阿久津未来也(25)=六甲国際GC=が69で回り、3アンダーの6位で続いた。
昨年大会で1973年のツアー制施行後、史上4人目のアマチュア優勝を飾った金谷は70と伸ばせず、1アンダー10位。初日78位と出遅れた石川遼(29)=カシオ=は67をマークし、4オーバー39位に浮上した。石川は15年大会以来(16年は出場していない)5年ぶりで、18年のコース全面改修後では初めて決勝Rに進んだ。前戦の10月のメジャー、日本オープンで5位に入った注目のアマチュア・河本力(りき・20)=日体大3年=は75と伸ばせず、7オーバー64位で予選落ちした。