◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 全米女子オープン 最終日(13日、米テキサス州チャンピオンズGCサイプレスクリークコース=6731ヤード、パー71)
通算4アンダーで1打差単独首位の昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は現地時間の午前9時35分(日本時間13日24時35分)に最終組でティーオフ予定だったが、練習グリーンでパット練習中に「雷雲接近による中断」のホーンが鳴り、苦笑いでクラブハウスへと引き上げた。日本人選手たちとソファーで談笑しながら再開を待ったが、午後12時40分に中止と順延が発表された。
渋野は「やっぱり朝から天気予報を見ていて今日やるのかな、と思っていました。しっかりと回る準備はしていた中で、あれだけ雨が降るとどうなるのかな、と思っていました」と胸中を率直に口にした。
中断中、笹生優花(19)=ICTSI=から「ブルーベリージャムとピーナッツバターの美味しいパンをもらって、食べていました。気分転換にはすごくなりましたね」と笑った。14日は曇りで気温が下がる予報で「寒い分、飛ばなくなるのかなと思います。やっぱり首位で最終日を迎えているので、優勝したい気持ちはあるんですけど、目の前のことに集中して、私らしいゴルフが出来ればいいと思います」と、大会では9年ぶりとなる月曜日決戦での日本人初のメジャー2勝目を冷静に見据えていた。