ゴルフの男子プロゴルフツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は25日、21年の日程を発表した。現時点では前年比1試合減の24試合が開催決定で、SMBCシンガポールオープンとANAオープンの2試合は新型コロナウイルスの影響で「開催調整中」となり今後、追加される可能性も残されているという。
新規大会としては、5月に高級腕時計のリシャールミルがスポンサーとなり、ジャパンプレーヤーズ選手権(6~9日・開催地未定)。7月にISPSガツーンと飛ばせ!トーナメント(22~25日・開催地未定)の2試合が加わった。
4月の東建ホームメイトカップ(15~18日、三重・東建多度CC名古屋)から12月の最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(2~5日、東京・東京よみうりCC=報知新聞社主催)までの期間の予定。賞金総額は前年比5億4880万円減の27億1180万円となった。来秋に開催予定で米ツアーとの共催大会のZOZOチャンピオンシップは、来年も日本ツアーでは賞金加算外とされた。
20年はレギュラーツアーは25試合が開催予定だったが、コロナ禍で6試合の開催に止まった。21年は新型コロナウイルスの影響で20年との統合シーズンとして、賞金王なども含めて争われる。10月のメジャー、日本オープンを制した稲森佑貴(26)=国際スポーツ振興協会=が、4111万2558円で賞金ランクトップで20年を終えている。
20年開催6大会は全て無観客開催となった。新型コロナの感染状況を注視しながらも来年は、基本的には観客動員を予定していくという。JGTOの青木功会長(78)はこの日のオンライン会見で「春には必ず多くのギャラリーの前で、思う存分プレーする姿を見せられることを祈っております」などとあいさつした。