国内女子プロゴルフツアーの今年初戦、ダイキンオーキッドレディス(3月4~7日、沖縄・琉球GC)が、一日あたり原則1000人の観客を入れて開催されることが25日、主催者から発表された。
女子ツアーはコロナ禍の昨年、6月のアース・モンダミンカップから14試合をすべて無観客で行った。今季は4月のヤマハレディースまでの序盤5戦のうち3戦で無観客開催が発表されていた。観客を入れるのは19年最終戦のLPGAツアー選手権リコー杯以来で459日ぶりとなる。
今回の限定有観客の決定について、大会事務局は「新型コロナウイルス感染防止対策など開催に向けて慎重に検討を重ねてまいりました。2021年は東京五輪を控えたシーズンであることや、スポーツの盛り上がりにつなげたいとの思いから、安全対策を講じ有観客での開催を模索してきました」などと説明した。
観客には入口での検温やマスク着用の協力を呼び掛けている。体温が37・5度以上ある場合は入場できない。選手へのサイン、握手、プレゼントの受け渡しはお断りとしている。各所に手指消毒液を設置する。また、ソーシャルディスタンスを確保できる観客席の設置など感染防止対策を実施するとした。入場料は1500円(税込み)で26日から発売される。
ダイキンオーキッドレディスは渋野日向子、原英莉花、鈴木愛、笹生優花、古江彩佳、小祝さくら、19年大会覇者の比嘉真美子らが出場する。