◆男子プロゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ 最終日(23日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、パー70)
最終ラウンドが行われ、3打差の首位から出た大槻智春(真清創設)は3バーディー、1ボギーの67。通算21アンダーで首位に並んだショーン・ノリス(南アフリカ)、スコット・ビンセント(ジンバブエ)との3人によるプレーオフ(PO)を1ホール目で脱落した。ノリスがツアー通算5勝目をつかんだ。
大槻は額に汗をにじませながら、POが行われた18番グリーンを後にした。2019年5月の関西オープン以来となるツアー2勝目をあと1歩のところで逃し「残念ですね。すごく残念です。最終ホールでボギーを打って、それで追いつかれて…という形になってしまったのが本当に残念です」と肩を落とした。
1打リードして迎えた正規の18番パー4。第1打はドライバーを握り「左からの風が結構きていたので、思い切って右から(球を)つかまえに行ったのが思ったより風が強くて、右に流されて」と右の林につかまった。第2打はグリーン左手前のバンカーに入れ、3打目で寄せられず、パーパットは4メートル残った。優勝が懸かったパットは「スライスで左カップいっぱいのイメージで読んでいてそれがフックしていったので全く読みが逆でした」と左に抜けてボギー。スタート前は3打あったリードがついになくなり、POに突入した。
ノリス、S・ビンセントとのPOは同じ18番ホールで行われた。第1打はドライバーで今度は左の林へ曲げた。第2打でフェアウェーに出し、3打目で勝負。しかし第3打はミスショットとなり、グリーン手前のカラーへ。結局4オン、2パットのダブルボギーをとなりPO1ホール目で脱落した。
24日は気持ちをきりかえて、海外メジャー、全米オープン(6月、米国)の出場権を懸けた予選に出場を予定している。