今季6勝の稲見萌寧は69で56位→22位「ショットはマシ。パターが入った」


6番の待ち時間に同組の小祝さくら(左)と談笑する稲見萌寧。通算2アンダーでホールアウトした(カメラ・ 今西 淳)

6番の待ち時間に同組の小祝さくら(左)と談笑する稲見萌寧。通算2アンダーでホールアウトした(カメラ・ 今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス第2日(19日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6550ヤード、パー72)

 降雨の中、第2ラウンド(R)が行われ、初日56位と出遅れた稲見萌寧(もね)は6バーディー、3ボギーの69で回り通算2アンダーでホールアウト。現時点で首位とは4打差の暫定22位に浮上している。この日のプレーを振り返り「う~ん…ショットは昨日より少しだけマシにはなったけど、まだ全然という感じ。前半はパターが入ってくれたのでスコアは何とかなった」とスコアは伸ばしたものの、満足感はなさそうだ。

 今季ツアー最多6勝を挙げる稲見だが、初日はショット、パットともに振るわず。この日は“裏街道”と呼ばれる10番からスタートした。ショットは「昨日よりマシ」だったが、前半は「パターです」と本人も言うように次々と球をカップに沈めた。スコアを2つ伸ばして迎えた14番では15メートルのバーディーパットをねじ込み、15番では8メートル、17番で5メートル、後半の1番では6メートルの距離のあるパットを立て続けに決めて一時、2打差の5位まで浮上。終盤の6番と9番でグリーンを外すボギーをたたきスコアを下げたが、上位の背中が見える位置で終えた。

 東京五輪代表決定まで今大会を含め残り2試合。日本勢は世界ランク上位2人が出場する見通しで、ランク10位の畑岡奈紗は当確。24位の稲見、28位の古江、31位の渋野日向子が残り1枠を争う。獲得ポイントの高い海外メジャーを控える渋野の成績次第だが、稲見は代表圏内の日本勢2番手を死守するためにも上位を狙いたいところだ。最終日に向け、「ショットをもう少し安定させたい。少しでもスコアを伸ばして順位を上げられたら」と表情を引き締めた。

 初の初日首位発進を切った田辺ひかりが10ホールを終えて1つスコアを伸ばし6アンダー。森田遥、全美貞(韓国)とともに首位に並んでいる。

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