五輪代表入りした稲見萌寧「実は…五輪はめちゃくちゃ出たかった。うれしい」


東京五輪代表入りについて語る稲見萌寧

東京五輪代表入りについて語る稲見萌寧

 女子プロゴルフツアーの資生堂レディスは7月1日から4日間、神奈川・戸塚CC(6570ヤード、パー72)で無観客で開催される。28日付の世界ランク27位で東京五輪代表入りした稲見萌寧(都築電気)が29日、会場で調整後に会見に臨み、心境を語った。

 稲見は五輪出場に関する質問を受けると、表情は一気に明るくなり「めちゃくちゃうれしいです。誰でも出られる試合でもないですし、自分のゴルフ人生だけでは収まらないぐらい記憶に残る名誉なことの一つです」と興奮気味に喜びを語った。

 畑岡奈紗は早々と五輪代表入りを確実にし、古江彩佳、渋野日向子と争った残り1枠は28日の決定直前の1戦までもつれ込んだ。稲見はこれまで五輪について「全く気にしていない」などと話していたが「東京五輪はめちゃくちゃ出たかった試合。だからこそ目の前の試合に集中するために自分を装ってでも『意識していない』と言い聞かせて集中していた。実はめちゃくちゃ出たい気持ちを抑えていた」と明かし「そこがすっきり晴れて本音を言えて良かったです」と声を弾ませた。

 五輪代表決定前最後の1戦となった前週のツアー、アース・モンダミンカップでは今年16戦目で初の予選落ち。その後は「トレーニングと練習で(予定を)埋め尽くしました」と調整に励んできた。五輪内定選手として臨む初戦に向け「1からリスタートできる試合なのでまた攻める気持ちを奮い立たせて上位争いができたら」と、今年6勝目に狙いを定めた。

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