前週五輪出場権に届かず涙の古江彩佳が“再出発”の一戦へ「頭を切り替えて、今年の初優勝を目指したい」


古江彩佳

古江彩佳

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 指定練習日(30日、神奈川・戸塚CC=6570ヤード、パー72)

 前週のアース・モンダミンカップで11位に終わり、五輪代表争いで世界ランク日本勢2番手(27位)の稲見萌寧に及ばず代表入りを逃した、ランク29位の古江彩佳(富士通)が“再出発”の一戦を前に公式会見に登場した。

 バーディーチャンスにつけながらもパットが決まらず71に終わった3日前(最終日)のラウンド後には悔し涙を流した。この日は1ラウンドし、「(五輪争いは)全然もう、忘れました。終わったことなので。次、何を目指すかに頭を切り替えて。今年優勝できていないので、今年の初優勝を目指していきたい」と落ち着いた口調で話した。

 昨年は3勝で一気に世界ランクを上げた。21年に入り序盤から調子を上げきれず、トップ3が3度あるが、前週は逆転の出場2枠入りの最低条件だった優勝には届かなかった。「先週までの試合で注目してもらい、頑張りたいという気持ちが緊張につながってしまった」と分析した。

 「肩の荷が下りてノビノビできるか?」との質問には「(そういう気持ちは)あります。ないっていうとうそになる」と答えた。20―21シーズンの賞金ランクで3位につけ、「今いいところにいるので、(賞金女王も)目指してはいきたいけど、今年優勝できていないので、まずはそこを目指したい」と、冷静にうなずいた。今週は「バーディーをたくさん取りたい」とし、パターのシャフトを変更した。「より芯に当たりやすく、転がりがいい」と好感触を口にした。

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