4位の松山英樹から激励「男子で取れなかったので女子でメダルを取ってほしい」 稲見萌寧が明かす


稲見萌寧

稲見萌寧

◆東京五輪 女子ゴルフ (2日、埼玉・霞ケ関CC)

 4日から4日間行われる競技を前に、日本代表の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、稲見萌寧(都築電気)が会場で公式会見に出席した。

 7月に米ツアー4勝目を挙げた畑岡は「五輪はプロになる前からの夢。やっとこの舞台に立つことができて、すごくうれしい」。今年日本ツアー5勝の稲見は「私の場合、1年延期になって出場できた。今年の前半で成績を残せて、大会に出られてよかった」とそれぞれ心境を口にした。

 既に会場入りして1週間がたつ畑岡は男子の3、4日目のプレーを観戦し、「皆さん国を背負ってプレーしていると感じられて、私も頑張りたいなと思った」と話した。1日に7人で行われたプレーオフで敗れ、銅メダルを逃し4位に終わった松山英樹のプレーについても「最後までメダルを目指してやっている姿を見て、勇気づけられた」と刺激を受けたようだ。

 前週の国内ツアーでプレーし、昨夜再びコース入りした稲見は、松山と話をする場面があったという。「私が(7月24、25日に)練習した時とコースの状況がどれくらい違うかというのを聞いた。(松山が)『男子でメダルを取れなかったので、女子で頑張ってほしい』とエールをくれたことが一番うれしかった」と明かした。

 2日後に迫る競技に向けて、畑岡は「優勝目指してやりたい気持ちはある。他の競技からも勇気をもらっている。ゴルフからもメダルが取れるようにという気持ちが高まっている」ときっぱり。「今日の午後と明日で調整して、いい状態で臨みたい」と見据えた。

 稲見は「楽しんで、自分の持っているものを最大限出して上位に行けたら。メダルを取りたい気持ちもあるけど、あえて意識せず、結果的に上位に入れたら、すごくいいこと」と強調した。また、7月31日に五輪をイメージさせるカラーのマニキュアを施した。「もっと(派手に)日本とか、五輪仕様にしたいなという気持ちもあったけど。ぱっと見て分かるというより、よーく見たら意外と五輪みたいになっているなっていう“隠れネイル”的にしたいと思った。この週が終わっても、かわいいネイルでいられるようにした」と笑顔で語った。

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