【報知アマ】森中は71、初Vへ単独首位キープ!紅一点の中村は予選落ち


 ◆報知新聞社主催 全日本クラブチャンピオンズ 第53回報知アマゴルフ選手権第2日(17日、奈良・奈良国際ゴルフ倶楽部=6964ヤード、パー72)

 初優勝を目指す森中健介(28)=有馬=が1アンダー71で回り、通算4アンダーで単独首位を守った。3打差2位に明大3年生の須崎友貴(21)=東京五日市=、2オーバー3位に飯村幸範(40)=亀岡=が続いた。17オーバーまでの66人が18日の最終ラウンドに進出。女性クラブチャンピオンの中村英美(32)=栃木ケ丘=は25オーバー101位で予選落ちした。

 トーナメントリーダーの座を守った森中は「生まれて初めてです。まさか1位で最終日を迎えるとは考えてもいなかった。正直、うれしいです」と声を弾ませた。

 出だしの10番でバーディーを決めた後はスコアカード通りの手堅いプレーを続け、前半を35。アウトに移っても2バーディー、2ボギーにまとめ、危なげなかった。

 兵庫県生まれの28歳。立命大では、優勝歴は関西大学新人戦だけで、社会人になってからも南都オープンでベストアマになったぐらい。これといった戦績を残していなかったが、関西タイトルを通り越し、いきなり日本タイトルを手にするチャンスを迎えた。

 2002年大会(オリムピックGC)で、同じ有馬CC所属の高山和義が優勝している。「僕も大先輩に追いつきたいので、悔いなく勝ち取りたい」と燃えていた。(石井 進)