国内復帰戦の渋野日向子「かなり調整不足」も「最低限、予選を通れるように」


久しぶりの日本ツアー出場に笑顔を見せる渋野日向子(カメラ・今西 淳)

久しぶりの日本ツアー出場に笑顔を見せる渋野日向子(カメラ・今西 淳)

 ◆女子プロゴルフツアー 21年メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 指定練習日(8日、茨城・静ヒルズCC=6680ヤード、パー72)

 2年ぶり出場の渋野日向子(サントリー)は18ホールの練習ラウンド後、公式会見に出席した。

 8月19~22日に行われた海外メジャー、AIG全英女子オープン(英国)では3日目の途中に一時トップに立つ場面もあったが、34位だった。2週間の隔離明けで、「練習ラウンドが18ホールしかできなかった分、かなり調整不足かなとは思うけど、予選2日でしっかり合わせられるようにしたい」と見据えた。

 帰国後は3日間のホテル隔離後、岡山の実家で約2週間過ごした。「実家に鳥かご(練習場所)があるので、そこでやったり。トレーニングの器具が何個かあるので、オンラインで(トレーナーに指導を受けながら)やっていた」と明かした。全英での戦いに触れ、「去年(予選落ち)の嫌なイメージがあった中で、トータルでアンダーで回ることができ、途中まですごくいいゴルフもできていた。途中ボロが出てしまったけど、本当にちょっとずつ前に進めているのを自分で再確認できた。今回の全英は、すごく収穫があった」と振り返った。

 国内ツアーは7月末の楽天スーパーレディース(29位)以来の出場。今週のコースについては「距離も長く、フェアウェーもかなり狭い。ラフも長いので、入るところによっては打ちにくいところがある。なるべくフェアウェーキープできるように。グリーンもアンジュレーションがあり、仕上がっていた。かなり厳しいセッティングだなと思った」と印象を語った。

 今大会の目標を問われ、「まだそこまで設定できる余裕はないけど、まずメジャーは大きな試合なので、しっかり4日間戦えるように。最低限、予選を通れるようにしたい。ラフからのショット、アプローチが試される。そういうのにしっかり自分がどう対応できるか」とポイントを挙げた。

 当面は国内ツアーを戦い、11月下旬からは来年の米ツアー出場権を懸けた最終予選会(米アラバマ州)が控える。「この試合以降は、日本の試合でしっかりいろんなことを試して、結果も残せるように頑張りたい。Qスクールに向けて試合を重ねながら、そこに合わせていきたい」と語った。

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