◆女子プロゴルフツアー 21年メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 最終日(12日、茨城・静ヒルズCC=6680ヤード、パー72)
1打差の単独首位から出た西郷真央(大東建託)は4バーディー、1ボギーの69で通算15アンダーの2位で終えた。64をマークし、19アンダーとした稲見萌寧(都築電気)に逆転され、14年大会の鈴木愛(20歳128日)を超える19歳339日での大会最年少優勝を逃した。
西郷は前半に2つ伸ばして1打差の2位で折り返したが、11番のボギーで稲見との差が3打差に開き、独走を許した。ツアー7度目の最終日最終組で初優勝はならなかった。
ラウンド後は「今日はティーショットもラフに行ってしまったり、セカンドショットも思うようにつけられずなかなかバーディーが取れなかった。気持ちは毎ショット切り替えていたけど、なかなか苦しい展開になった。ショットの精度、パッティングの感覚が4日間の中で一番納得いかないものだった。昨日までイメージ通りできていたことができなかった」と悔しそうに語った。
メジャーの4日間でボギーを3つに抑えたことについては「スコアと全体の内容じたいはよかった」と振り返ったが、「最終日だけ南風で、スタートの4ホールは左からの風という中で、うまく対応できなかった」と分析した。次週以降に向けて、「一つ一つ課題を明確にして今後に生かしたい」と話した。