ミヤギテレビ杯ダンロップ女子OP24日開幕 大須賀望「ホームコースで勝てるように頑張りたい」


利府GCの研修生である大須賀は、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでの活躍を誓った

利府GCの研修生である大須賀は、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでの活躍を誓った

 日本女子プロゴルフツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(報知新聞社後援)は、24日から26日まで、宮城・利府GC(6591ヤード、パー72)で行われる。出場アマチュア選手選考会(7月)を3位で突破し、出場権を獲得した同GC研修生の大須賀望(19)=東北高卒=が、本戦に向けての意気込みを語った。

 ホームコースでは負けられない。今大会へ、人一倍闘志を燃やしているのが19歳の大須賀だ。宮城・東北高卒業後、利府GCの研修生となった。約1年半、連日のように同コースで練習を行ってきた自負がある。19年大会以来、2年ぶりに出場する同大会へ向け「ホームコースで勝てるように頑張りたいです」と意気込んだ。

 研修生の道を選んだのは、明確な目標があるからだ。「大学に行くことも考えましたが、プロになることが目標なので、利府GCさんの研修生になりました」。週に4日はコース案内などの仕事をこなす。仕事が終わった後はラウンドをしたり、アプローチなどの練習を行う。「充実した練習ができていると思います」と胸を張る。

 同様に予選会を突破して出場した19年大会では無念の予選落ち。ただ、この2年間で着実に成長した。今年から男子ツアーで永久シード保持者の中嶋常幸(66)へ本格的に弟子入り。コロナ禍もあって常に指導を受けられるわけではないが、中嶋が主催する合宿にも参加。ツアー通算48勝の実力者から、コース攻略の考え方などを学んできた。「本当に優しい方です」と感謝している。

 4月のKKT杯バンテリンレディスでは、同様に中嶋から指導を受けている“同門”の山下美夢有(20)=加賀電子=がツアー初優勝。ジュニア時代から親交がある同学年のライバルの活躍も刺激になっている。「小技は(山下に)負けないと思う。プレッシャーはありますが、研修生として結果で恩返しができるように頑張りたい」。身長147センチの大須賀が慣れ親しんだ利府GCで、大活躍を狙う。(高橋宏磁)

 ◆大須賀 望(おおすが・のぞみ)2002年2月1日、宮城県生まれ、19歳。4歳からゴルフを始める。父の純さんがコーチ。プロツアー初出場だった19年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは予選落ち。昨年はプロテストを受験も突破できず。家族は両親、弟、147センチ。血液型A。

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