◆女子プロゴルフツアー ▽2021年メジャー第3戦 日本女子オープン 練習日(29日、栃木・烏山城CC=6550ヤード、パー71)
2週連続トップ10入りしている渋野日向子(サントリー)は、観客が見守る中、18ホールの練習ラウンドで最終調整した。公式会見では「悪いイメージしか出てこない」とコースの印象を口にした。アマチュアで出場し、18オーバーで予選落ちした同会場で開催された5年前の大会と比較し、「5年間でいろいろ経験して、その時よりマシなゴルフはできるかなという気はする」と控えめに語った。
難関の終盤2ホールについて「17番は予選を通ったとして、4日間2オーバーでも仕方ない」とし、「18番も1オーバーかイーブンで回れば十分」と話した。日本女子オープンには2年ぶりの出場。「いつもよりも練習ラウンドから緊張感がある。長いゴルフ人生の中で一度は勝ちたいと思う試合」と気持ちを高ぶらせた。
予選ラウンド2日間は前年覇者の原英莉花(日本通運)、賞金ランク首位の稲見萌寧(都築電気)との注目組に入り、「原ちゃんも飛ばしますし、ディフェンディングチャンピオンで誰よりも気合が入っている。萌寧も全てがうまい。いろんな重圧がある中で頑張っている。2人とも私よりすごい人です」と笑った。
前週には、同学年で自身が海外を目指すきっかけにもなった畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が米ツアーで5勝目を挙げた。渋野は「2日連続でホールインワンして、勝ちきることが本当にすごい。最終組で回り、2位と1打差で勝てるメンタルの強さはすごいですし、私も早く米国に行きたいと思いました」と、刺激を受けていた。