賞金ランク2位の木下稜介が86位で予選落ち…逆転賞金王には最終戦の優勝か2位が不可欠に


18番、ラウンドを終え引き揚げる木下稜介(カメラ・谷口 健二) 

18番、ラウンドを終え引き揚げる木下稜介(カメラ・谷口 健二) 

◆男子プロゴルフツアー カシオ・ワールドオープン 第2日(26日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)

 賞金ランク2位の木下稜介(ハートランド)が28位で出て2バーディー、4ボギーの74とスコアを落とし、通算イーブンパーの86位で5戦ぶりの予選落ちを喫した。

 穏やかな晴れ間の中での伸ばし合い。木下は1番でピン左下2・5Mを沈め、幸先良くバーディーで発進した。ところが、その後はフェアウェーキープ率が42・86%と低迷。ティーショットがラフにつかまる場面が多く、中盤以降はボギーが続いた。「ショットが調子悪くて、ボギーの数を減らせなかった。後半は何とか予選通過を目指してプレーをしていたんですけど、チャンスが少なかったですね」と唇をかんだ。

 賞金ランク1位のチャン・キム(米国)とは今大会前までで約1183万円差。キムは28位で今大会決勝ラウンドに進んでおり、その差が開くことは確実な状況だ。最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(2日開幕・東京よみうりCC)は予選落ちが無い。今大会のキムの獲得賞金次第だが、逆転での初の賞金王取りには、木下は最終戦で優勝か2位に入ることが不可欠となった。今季2勝とブレイクした30歳のショットメーカーは「切り替えて反省して、来週に向けてしっかり練習したい」と前を向いた。

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