金谷拓実、JTカップ制覇での逆転賞金王へ「自分の全てを出し切りたい」


3番、空を見上げる金谷拓実

3番、空を見上げる金谷拓実

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー2020―21年ツアー最終戦 日本シリーズJTカップ(2日から4日間、東京・稲城市 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 男子プロゴルフツアーの2020―21年シーズン最終戦、日本シリーズJTカップは2日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で2年ぶりに有観客で開催される。

 賞金ランク3位から逆転の賞金王を目指す金谷拓実(Yogibo)は、プロアマ戦に参加後、取材に応じた。同1位のチャン・キム(米国)とは約1644万円差。タイトル獲得には金谷の優勝が必須条件となるため「調子うんぬん関係なく、ただやるだけなんで。もう悔いが残らないように、自分の全てを出し切りたいなと思います」と静かに闘志を燃やした。

 前週のカシオワールドオープンでは、最終日を首位と3打差でスタートしたが、差を縮められず3打差4位に終わった。優勝すれば賞金王レースで優位となる好機だっただけに「しんどかったですね。すみません」と悔しさを押し殺して振り返った。

 昨年から続くルーキーシーズンは、同11月のダンロップフェニックスと今年4月の東建ホームメイトカップで2勝を挙げた。夏場には海外メジャーの全米プロと全英オープンに出場したものの、ともに予選落ち。「夏場は海外でもプレーしたり、そこで自分の力を出せずに終わってしまって」。帰国後も出場した11試合中トップ10入りは8度を数えたが、優勝には届かなかった。2年分の集大成を、となる場で、金谷が目指すのは優勝の二文字のみ。「もう、ただただ後悔のないプレーをしたい」と力強く誓った。

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