大阪学院大ゴルフ部が国内の大学ゴルフ部として初めて企業スポンサーを迎えることになり、芳賀電機とのサポーター契約締結式が17日、大阪・吹田市の同社で行われた。ゴルフのアマ資格規定が今年1月から大幅に改定され、アマチュアゴルファーは無制限でスポンサー収入を得ることが可能に。さっそく学生ゴルファーにも恩恵がもたらされた形だ。
契約期間は4月1日から3年間。ゴルフ部は同社から全国大会出場選手の遠征費などのサポートを受ける。同社の芳賀清社長は「当社は大院大がある吹田市に本社を構えて48年。大院大ゴルフ部と手を組むことで地域の活性化のお役に立ちたい」と話した。
同部は1967年に創部。団体戦で3度の全国制覇を誇る名門で、昨年男子ツアー賞金ランク3位の木下稜介をはじめ多くのプロを輩出している。在学しながら今季からプロゴルファーとしてツアーデビューする平田憲聖(3年)は「部員は芳賀電機様のロゴを背負って大会に出る以上、良い成績を残すことはもちろんコース内での立ち居振る舞いもしっかりとしていかなければならない」と緊張の面持ち。白井義雄ゴルフ部長も「ここ吹田市から世界に羽ばたくゴルファーを育て、いずれはオリンピックメダリストを生み出したいと思っております」と恩返しを誓っていた。