“ママ”としても奮闘する横峯さくら、地元鹿児島で好発進「雨の中応援に来てくれた方にいいプレーを」


◆女子プロゴルフツアー Tポイント×ENEOS 第1日(18日、鹿児島・高牧CC=6419ヤード、パー72)

 ツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)が地元・鹿児島で好発進を切った。悪天候の下でスタートが計4時間遅れたが、4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで暫定3位で滑り出した。「アンダーで回れてうれしかった。雨の中応援に来てくれた方にいいプレーを見せたいと思っていたので、少しはいいプレーを見せられたのかな」と笑顔を見せた。

 昨年2月には第1子となる長男・桃琉(とうり)君が誕生。同5月には日本ツアーで復帰した。同学年の親友で、日米女子ツアー通算24勝の宮里藍さんが12日のイベントで“ママさんゴルファー”として活躍する横峯の姿について「さくらはすごい。すごく応援しています」と感心していたが、横峯は「いっぱいいっぱいですけど、うれしいです。子育ては大変だなと感じています」と「ママ」の顔で汗をぬぐった。

 今季は米女子ツアーの出場権を持ちながら、残り7勝に迫る「永久シード」獲得を目標に掲げて14年シーズン以来、日本ツアーに本格参戦を決意した。14年11月の大王製紙エリエールレディス以来の優勝へ「このコースは戦略性があって、難しいイメージなので(地元のファンに)粘りのあるゴルフを見てほしい。明日もアンダーで回れるように、と心がけながらできたらいいと思います」と気合を入れた。

 第1ラウンドは悪天候の影響で65人が競技を終えられず、日没サスペンデッドとなった。ツアー未勝利の天本ハルカが10ホールを終えて、4アンダーで暫定首位。通算2勝の吉田優利が13ホールを終了し、1打差2位につけている。

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