13歳天才中学生ゴルファー・香川友、通算4オーバーで史上最年少予選通過ならず「今度は上位を目指す」


11番、ティーショットを放つ香川友

11番、ティーショットを放つ香川友

◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第2日(15日、兵庫・よみうりCC=7180ヤード、パー71)

 1アンダー60位からスタートした中学2年生のアマチュア、香川友(とも、山東CC)は1ボギー、2ダブルボギーの76で回り、通算4オーバー。ホールアウト時点でまだプレー中の選手がおり順位は確定していないが、予選通過ラインの上位60人(アマチュア除く)に入れないことが決まった。

 予選突破なら、2009年のVanaH杯KBCオーガスタで伊藤誠道が記録した14歳21日を更新する、13歳258日でのアマチュア史上最年少記録となっていた。

 第1日は6バーディーを奪った香川だが、この日はバーディーなしでスコアを5つ落とし、「アイアンが悪くてピンに向かってなく、全然、バーディーを取れなかった」と肩を落とした。キャディーも務めた父・正宏さんは「(ツアーの)リズムをまだ把握していないみたいで、パニックに陥ったかも」と、初のレギュラーツアー参加で流れに乗りきれなかった舞台裏も考慮した。ホロ苦デビューとなった香川だが、「まだ攻め方とかが足りないので、そういうことを考えていきたい。攻め方とかを経験して、今度は上位を目指していきたい」と成長を誓った。

 千葉・野田市立第一中学校に通う中学2年生の香川は身長170センチ、95キロ。今年3月1日に同じよみうりCCで開催された、今大会のアマチュア予選競技(126人出場)をトップ通過。自身初のレギュラーツアー挑戦権を奪取して今大会に臨んでいた。

 2020年10月13日に茨城・鉾田市のザ・ロイヤルGCで開催された男子ミニツアー「チャリティトーナメント ザ・ロイヤルゴルフクラブ」では7585ヤード、パー72という長いコース設定で5アンダー、67の驚異的なスコアを記録。小学校6年生ながら優勝したプロと同スコアで、断トツでベストアマに輝き「天才少年」として注目を浴びた。

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