◆日本男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第3日(30日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
午後から行われた決勝ラウンドに、イーブンパー48位からスタートした石川遼(カシオ)は1イーグル、5バーディー、1ボギーの64で周り、通算6アンダー。ホールアウトの段階では11位タイにつけた。
前日の予選ラウンド第2日を「全ホール、パー」で回った石川は、10番スタートから14番までパーキープ。15番でこの日最初のバーディーを奪い、前半を1アンダーで折り返した。後半の1、2番で連続バーディーを取ってスコアを伸ばしたが、続く3番をボギー。その後、6番でバーディーを奪うと、この日最大の見せ場が7番で訪れた。
181ヤードのパー3。8番アイアンで放ったティーショットがピン手前で跳ねると、4ヤードほど転がってカップインした。日本ツアーでは2011年の三井住友VISA太平洋マスターズの第3ラウンド以来、自身3度目、米ツアーを合わせると同5度目となるホールインワン。カップに入る瞬間は見えたと明かし「多分、ワンバウンド目で1、2メートル行って、そこから転がって。『うれしいな』と思った。ベタな答えですけど(笑い)。今までのホールインワンの中では一番、落ち着いてはいた方かな」と笑顔を見せた。