◆米男子プロゴルフツアー メジャー第２戦 全米プロ選手権 第１日（１９日、米オクラホマ州サザンヒルズＣＣ＝７５５６ヤード、パー７０）
１０年連続１０度目の出場でメジャー２勝目がかかる松山英樹（３０）＝ＬＥＸＵＳ＝は、１バーディー、３ボギーの２オーバー７２で回り、５アンダーで首位のロリー・マキロイ（英国）に７打差５６位で初日を終えた。日本男子歴代３位の３７度目となるメジャー大会で、巻き返しを図る。自動車事故から４月のマスターズで復帰したタイガー・ウッズ（米国）は４オーバー９９位と出遅れた。プロゴルファー・今田竜二が松山の初日を解説する。
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松山選手はティーショットとアイアンで何度か曲げて、らしくない場面がありました。大会前からの首の痛みで、１００％不安なくゴルフができる状態ではないのかもしれません。前週大会の最終日にツアー自己最少スコア６２を出し、ゴルフの状態と期待は上がっていました。ただ１ヤード、２ヤードのミスが許されずにボギーへとつながるのが難設定のメジャーの舞台です。
同じサザンヒルズＣＣで前回開かれた０７年大会に僕も出場しました。大半のホールが左右に微妙に曲がっていて、強い横風が吹く。グリーンは砲台で小さい。ドライバー、アイアン、パターのいずれか１つでも悪いと、良いスコアは出せないタフなコースです。
３番で長いパーパットを沈めるなど、松山選手のパターの調子は良い。マスターズの時のように首を気にするしぐさもなかったです。残り３日間、１日３アンダーを出していければ、優勝のチャンスはあると思います。（プロゴルファー・今田竜二）