◆男子プロゴルフツアー ▽ミズノオープン 第2日(27日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72)
3差5位から出た片山晋呉(イーグルポイントGC)が3バーディー、2ボギーの71で回り、6アンダーとスコアを1つ伸ばした。まだ後半の組が残るが、暫定首位のA・クウェイルとは3差で、予選通過をほぼ確実のものとした。
10番から出て前半を2バーディー、1ボギーで1つ伸ばすと、後半は1バーディー、1ボギーでキープして終えた。早朝スタートだったが、終盤から徐々に風が強まり、「難しいっすね。(後半の)7番くらいまではまだ良かったかなあ。とりあえず、うまくいきました」。強風に対する攻略法を問われると、永久シード保持者のベテランは「お願いをすることです。変なところへ行かないでって、言ってるだけ。あーっ、お願い! あんまり、変なところへ行ってないでって。それしかないですよ。わかんないですもん」と報道陣を笑わせた。
今大会では上位4人(有資格者を除く)に、全英オープン(7月)の出場権が与えられる。その話題で水を向けられても「いや、僕は必死にやっているだけですから。もう十分。本当によくやっていると思っています。そこまで、何も意識してない。余裕もないですもん」と飄々(ひょうひょう)と答えた。
2017年9月のISPSハンダマッチプレー選手権以来、約4年8か月ぶりのツアー通算32勝目に向けて、好位置で決勝ラウンドを迎えることが濃厚だ。それでも、5度の賞金王を誇る49歳はリラックスしたもの。「チャンスとか言わないで。僕は普通にやるってだけなんで、楽しく。まあ、色気を出さずに。着替えも(予選ラウンド2日分の)2着しか持ってきてないんですから。あと2着、どうしようかと。洗いますよ。書かなくていいですよ」。冗談でかわし、最後までつかみどころをみせないまま、笑いとともに引き上げた。