◆米女子プロゴルフツアー バンクオブホープ・マッチプレー 第4日(28日、ネバダ州シャドークリーク=6777ヤード、パー72)
ツアー唯一のマッチプレー大会は決勝トーナメント1回戦と準々決勝が行われ、日本勢唯一の出場で世界ランク27位の古江彩佳(富士通)は、世界ランク145位のポーラ・レト(南アフリカ)に2アンド1で快勝。続く準々決勝では同118位のジョディ・シャドフ(英国)に延長4ホールの激闘の末、大逆転で準決勝へと進んだ。
午前中の決勝T1回戦は、2番パー5でバーディーで1アップとすると、ショットもパットもさえて1度もレトにリードを許すこと無く勝ちきった。午後の準々決勝は、シャドフが出だしから好調で1、2番をバーディーで奪われて2ダウン。7番から相手の3連続バーディーで奪われ、9番終了時点で4ダウンと厳しい状況に追い込まれた。12番と14番をバーディー奪うと、15番と18番でパーをセーブして遂に追いついて延長へ。延長4ホール目でパーをセーブして、劇的な逆転勝ちをおさめた。
古江はこの日暑さの中で計39ホールの後、中継局WOWOWのインタビューに応じ「(準決勝は)本当に最初は、どうなるかな、という感じだったんですけど。後半、自分のベストを尽くすようにラウンドしたのが、勝てた要因かなと思います。まだまだわからないという気持ちで18番までやりました。うまく集中できたかなと思います」と笑顔で話した。第5日(29日)は、準決勝で世界ランク123位のリリア・ブ(米国)と対戦する。「明日もうまく集中して、しっかり休んで備えたい」とうなずいた。
決勝に進んだ場合は、世界ランク83位のチ・ウンヒ(韓国)と同108位のアンドレア・リー(米国)の勝者とツアー初優勝をかけて対戦することとなる。