吉田優利が今季ベスト67で2差4位発進 狙うはV副賞の化粧品100万円分!「勝てればうれしい」


初日、1番ティーショットを放つ吉田優利 (カメラ・堺 恒志)

初日、1番ティーショットを放つ吉田優利 (カメラ・堺 恒志)

 通算2勝の吉田優利(22)=エプソン=が5バーディー、ボギーなしの今季最少67で、5アンダーの2打差4位と好発進した。「おしゃれ好き」で知られる“ミレニアム世代”(2000年度生まれ)は優勝で得られる、主催・資生堂社の化粧品100万円分の副賞にも狙いを定めた。通算23勝の李知姫(イ・チヒ、韓国)が大会コース記録に並ぶ65で首位スタート。

 最高気温36度超。6月とは思えぬ暑さが続く中、吉田は日傘と氷のうを手に、淡々とスコアを伸ばした。7番で4・5メートルを沈めて勢いに乗ると、13番は10メートルに2オンさせ、5つ目のバーディー。「パッティングが思ったところに打てた」と気持ち良さそうに汗をぬぐった。

 ルーチンとする体幹トレなどウォーミングアップを1時間行い、万全な状態でスタートすると、炎天下でのプレー中はエネルギー系ゼリーで補食。昨年7、9月に2勝を挙げた得意の夏場で、今季ベスト67で好発進した。

 6月28日に横浜市内で行われた前夜祭では、美容のプロからヘアメイクを施された。「化粧するのも自分磨きの一つ。特にそういうの(オシャレ)が好きなのでテンションが上がる」とうれしそうに振り返った。

 優勝すれば同社の化粧品100万円分が手に入る。自身のSNSでも私服姿を発信するなど、「美」への意識が高い22歳は「有名な化粧品ばかりあるので使ってみたい。勝てればうれしい」と目を輝かせた。大会スローガンは「強く、美しく、輝くとき」。猛暑日に負けず、テーマを体現する吉田は「常に一番を狙える位置で回りたい」と3勝目を見据えた。(岩原 正幸)

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