小松崎博、逃げ切り初V…難関17番きっちりパーで流れ呼んだ


報知シニアアマをトータル5アンダーで制した小松崎博(カメラ・越川 亘)

報知シニアアマをトータル5アンダーで制した小松崎博(カメラ・越川 亘)

◆ゴルフ 第11回報知シニアアマゴルフ選手権 ▽最終日(13日、神奈川・箱根CC)

 首位からスタートした小松崎博(56)=JGM笠間GC=が、3バーディー、3ボギーの72で回り、通算5アンダーで初優勝を飾った。「大きなタイトルは初めてです」と喜びをかみしめた。1打差の2位は小原永司(57)=つくばねCC=。俳優の佐藤浩市(61)=麻倉GC=は、2日連続の83で107位だった。来年の大会は三重・伊賀市の阿山カンツリー倶楽部で開催される。

 勝負は430ヤードと長くて難しい17番パー4で決した。同じ茨城県のライバル小原を1打リードして迎えた小松崎は、強烈な上りフックラインの13メートルのバーディーパットを3メートルもショートした。「このパーパットがこの大会で一番大事だ」。勝負どころを見極めた小松崎は、きっちり沈めて勝ち切った。

 35歳でゴルフを始めて22年目。「こんなに大きなタイトルを取ったことは初めてです」。全国のシニアクラブチャンピオンらが腕を競う報知シニアアマを初制覇し、満面の笑みで話した。

 ゴルフを始めた当初「スコアは120くらい。普通でした」。ただ、40歳の頃には「ほぼ毎日700~800球打っていましたね」とサラリと話す。「今は週に3回、150球くらいスイングの形を重要視して練習しています」。量と質。両方の練習をやり切った56歳が頂点に立った。(竹内 達朗)

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