37年ぶり快挙の17歳・馬場咲希「信じられない」「帰りたくない」…ゴルフ全米女子アマ優勝記者会見・一問一答


 ゴルフの全米女子アマチュア選手権が14日、米ワシントン州チェンバーズベイ(パー73)で36ホールのマッチプレーの決勝を行い、17歳の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)が、モネ・チュン(カナダ)を11アンド9(9ホールを残して11アップ)で下し、初優勝を飾った。日本勢では1985年の服部道子以来、37年ぶり2人目の快挙となった。優勝後、オンラインで日本メディアに向けた会見を開き、喜びなどを語った。一問一答は以下の通り。

 ―優勝して、今の気持ちは。

「すごいうれしいです。あんまり信じられないです。終わった後はえっ?という感じでした」

 ―ラウンドを振り返って。

「1ラウンド目に7アップした時は、もう7アップしたんだと、あんまり実感がわかなくて。このままアップし続けて、早く勝ちたいという風に思ってやりました」

 ―今日のプレーで良かったところは。

「今日はパターが思い通りに打てたので、相手にプレッシャーを与えられたかな」

 ―キャディーと息を合わせて攻めていたが。

「キャディーさんはすごい良くて。このコースはグリーンの傾斜がすごかったけど、傾斜のことやショットで傾斜を使ってここに行くということがよく分かっていた。その通りにやればピンに寄っていったので、すごい助かりました」

 ―どんな気持ちで今大会に入ったか。

「来る前はアメリカのアマチュアの人たちのレベルがあまり分かっていなかったけど、今回は大学生も出るからすごいレベルが高いと思っていた。でも優勝を目指していこうとは思っていたけど、本当にまさか優勝できるとは思っていなかったです。目指してはいたけど(優勝して)びっくりしました」

 ―決勝に向かう前の気持ちは。

「ここまで来たら勝つしかないなと、朝起きた時にちょっと自信をつけた。ラウンド中は『勝てる』と思いながら、自信を持ちながらやりました」

 ―アメリカはいつから行きたいか。

「大学にも行きたい気持ちはあるけど、そこはまだ分からない。でもアメリカツアーに出たいです。今、(日本に)帰りたくないです」

―アメリカの試合に出て何を学んだか。日本の試合と何が違うか。

「コースが日本にないコース。外国にこんなコースがある、こんなグリーンがあるということを知りました。あとは外国の選手の飛距離やショットの精度とか何が強いのか、分かりました。日本との違いは、決勝、準決勝を回っていて、ギャラリーの方もいてくれたけど、(会場に)入った時の盛り上がりとか、試合前のお祭りみたいなの(=雰囲気)もあったし、盛り上がり具合が全然違うなと思いました」

 ―服部さんと話ができるなら、何を話したいか。

「全米女子アマの話をたくさん聞きたいです。(服部さんの優勝)当時の話もたくさん聞かせていただきたいです」

 ―この優勝で来年のメジャーの出場権を獲得したが。

「今回の試合は優勝すると(来年の)全米オープンと(AIG)全英オープンに出られると聞いていたので、そこだけを目指して頑張っていました。だから、全米女子オープンが(カリフォルニア州)ペブルビーチ(GL)でやるということを、今年の全米女子オープンが終わった後に知ったので、すごい出たいなと思っていたから、すごいうれしいです」

最新のカテゴリー記事