ナショナルチーム出身・森田遥「思い入れのある大会」 難コース攻略で単独首位発進


12番で第3打を放つ森田遥(カメラ・今西 淳)

12番で第3打を放つ森田遥(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ▽メジャー第3戦 日本女子オープン 第1日(29日、千葉・紫CCすみれC=6839ヤード、パー72)

 ツアー1勝で26歳の森田遥が5バーディー、ボギーなしの67をマークし、5アンダーで単独首位発進を決めた。3番で2メートル半につけてバーディー。そこから3連続で流れを作った。9番、15番でもチャンスをものにし、ラフが長く、高速グリーンの難コースで安定したプレーを披露した。「フェアウェーキープはそこそこで、ラフから打つ事があまりなかったのが流れを絶やさなかった要因かな。終始いい流れでできました」と胸を張った。

 日本ゴルフ協会(JGA)主催の今大会は、8月の全米女子アマチュア選手権覇者の馬場咲希らナショナルチーム(アマ日本代表)の選手もチームのユニホームを着用してプレーする。森田は高松中央高時代の13~14年にそのナショナルチームの一員として海外の試合を経験するなど活躍してきた。「JGAさんにずっとお世話になっているので、思い入れのある大会」とメジャー4大会の中でも強い気持ちがにじむ。

 前回のメジャー、日本女子プロ選手権では、2打差の2位で出た最終日に71と伸ばし切れず、メジャー初制覇を逃した。17年北海道meijiカップ以来のツアー優勝、「日本一」のメジャータイトルへ「まだまだ3日間ある。攻めと守りを上手く切り替えながらやっていきたい」と闘志をみなぎらせた。

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