古江彩佳、特別な地でツアー史上初の2週連続大会連覇狙う「思い出はいっぱいある」


プロアマ大会の10番、笑顔を見せる古江(カメラ・豊田 秀一)

プロアマ大会の10番、笑顔を見せる古江(カメラ・豊田 秀一)

 女子プロゴルフツアーのNOBUTA GROUPマスターズGCレディースは、20日から4日間、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で行われる。先週の富士通レディースで大会連覇を果たした古江彩佳(22)=富士通=が19日、プロアマ戦後の公式会見に出席。今季から米女子ツアーを主戦場としている昨年の大会覇者が、地元でツアー史上初の2週連続での同一大会連覇へ意気込んだ。

 米国でもまれてきた古江は泰然自若としていた。7月の米女子ツアー初V後、凱旋試合だった先週の今季国内2戦目で自身初の大会連覇。国内連戦の今大会も昨年制しており、ツアー初の2週連続大会連覇がかかる。ただ本人は「知らなかった。意識せず、プレーに集中できたら」と、涼しい表情で返した。

 今週は韓国で米ツアーも開催されるが、神戸市出身の4年目は「移動面も考えると、地元開催に出たいという気持ちが強くて選んだ」。米ツアーにも同行する母・ひとみさんと久々に自宅へ帰り「気は使わない。いつも通りな感じでおいしい」と母の手料理で食卓を囲み、貴重な時間を堪能した。

 先週の勝利に「連覇、帰国帰り、所属の大会。自分でプレッシャーをかけていた部分があるが、メンタル面でレベルアップできたかなと思う」と成長を実感した。今大会最終日の23日は、ちょうど3年前のプロ入会日だ。「ジュニアの頃からギャラリーとしてずっと応援に来ていたコースで、思い出はいっぱいある」。特別な地で偉業を果たす。(宮崎 尚行)

最新のカテゴリー記事