宮崎県知事選出馬断念の横峯良郎氏が河野氏4選の結果を語る「河野知事では何も変わらない。4年後こそ出る」


宮崎県知事選出馬を断念した横峯氏は河野氏4選の結果について語った

宮崎県知事選出馬を断念した横峯氏は河野氏4選の結果について語った

 ゴルフ日本女子ツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)の父で元コーチ兼キャディーの横峯良郎氏(62)は26日、任期満了に伴う宮崎県知事選で、現職の河野俊嗣氏(58)が前知事の東国原英夫氏(65)との事実上の一騎打ちを制し、4選を果たした結果について語った。

 横峯氏は、10月13日に宮崎市内で会見を開き、出馬を正式に表明。「最低賃金を1300円にしたい」などの公約を訴えていたが、告示(12月8日)の直前の6日に体調不良のため、立候補を断念した。「河野知事では次の4年でも宮崎は何も変わらない。若者に希望がない。宮崎の疲弊が続くだけだ」と強い口調で話した。

 56・69%だった投票率についても言及。前回の2018年を22・79ポイント上回ったが「まだまだ低い。投票したい候補者がいなかったからだろう」と持論を展開した。

 横峯氏は早くも4年後に向けて意欲を示す。「今回は持病の悪化によりドクターストップがかかってしまったが、しっかり体を治して4年後こそ出る」と前向きに話した。今回の知事選に向けてポスターが完成していたという。「今回、使えなかったこのポスターを4年後に使うよ」と異例の“再利用”を明かした。

 体調不良が理由とはいえ、告示直前に立候補を取りやめた横峯氏の言葉に説得力があるかは未知数。果たして、宮崎県民は、横峯氏の声をどのように受け止めるか。 

 ◆横峯 良郎(よこみね・よしろう)1960年3月15日、鹿児島・鹿屋市生まれ。62歳。串良商高を卒業し、多くの職業を経験した後、地元で弁当店と居酒屋を開業。並行して多くの子供たちにゴルフを教え、長女・瑠依、三女・さくらをプロに育てた。日本男子ツアー2勝の香妻陣一朗、同2勝の池村寛世、同1勝の出水田大二郎、日本女子ツアー1勝の香妻琴乃らを幼少時に指導した。現在はジュニアゴルフ世界メジャー5勝の「天才少女」須藤弥勒のコーチを務めている。2007年~13年まで参院議員。11年に旧民主党を離党し、その後、新党大地に所属。プライベートでは8人の孫を持つ。

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