昨季、メジャーを含むツアー2勝を挙げた川崎春花(村田製作所)が1日、大阪市の帝国ホテルで大院大の祝賀会に出席した。同校付属高OGの川崎は「(今季は)3勝とメルセデス・ランキング1位」を目標に掲げた。
19歳の川崎は、同校2年時の全国高等学校選手権春季大会で優勝。3年時の21年11月にプロテストに合格した。その後、昨年9月のメジャー、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯と、同10月のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで優勝。「想像を超える1年になった。2勝できるとは思ってもいなかったので」と、飛躍の1年を過ごした。
一方、同じ関西で、昨季年間女王に輝いた山下美夢有(加賀電子)に対し「精密機械みたいなゴルフをされる。全体的に差を感じた」と川崎。現在は有酸素運動やウエイトで体力維持に取り組み、今後は宮崎で技術練習を行い、その背中を追う。
淡々とプレーする姿が印象的な川崎だが、昨年アマ日本一の寺岡沙弥香(ナパラ)によると「ゴルフ以外の時はかわいらしい女の子で、ちょっと子どもっぽい感じもある」という。最近はゴルフ場や練習場でも声をかけられるようになったと明かし「気を抜けへんなって思って(笑い)」とおどける場面もあった。
「(海外は)もし出場できるなら出て、どれくらい通用してどれだけ違うか肌で感じてみたい」と川崎。さらなる高みを見据えつつ、まずは3月の開幕戦・ダイキンオーキッドレディス(沖縄・琉球GC)に挑む。