男子ゴルフの海外メジャー、全米オープン(6月15~18日、カリフォルニア州ロサンゼルスCC)の日本地区最終予選が22日、茨城GC西C(7090ヤード、パー72)で開催された。30人が36ホールストロークで争い、64、72で回った石川遼(カシオ)が3位に入り、切符を手にした。
この日は「前半から攻める意識」でプレーした。第1Rは3番パー5でイーグルを奪うなど、朝から重点的に練習したロングパットがさえ、首位で折り返した。第2Rは疲れも出てイーブンパーに。「貯金があって良かった。10アンダーまでいきたかった」と思わず笑顔がこぼれた。
本番の会場となるロサンゼルスCCは会員制クラブ。ツアー通算18勝を誇る石川ですら「全米オープン以外では一生行けない。コネもないので…。実力でとるしかなかった」と憧れるほどだ。過去、6度出場している大会の印象は「日曜日にかけて、グリーンもフェアウェーも硬くなる」。念願の舞台で過去の経験を生かす構えだ。
2年ぶり7度目の出場を決め「メジャーに出ることが当たり前の人もいる。どんどん上に行きたい」と本戦へ意気込んだ。タイのガン・チャルングン(フリー)、永野竜太郎(フリー)も出場を決めている。