金谷拓実「とにかく勝ち切りたい」 賞金ランクトップ返り咲きへ首位で最終日へ…バンテリン東海クラシック第3日


金谷拓実

金谷拓実

 ◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第3日(30日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 第3ラウンドが行われ、4位で出た賞金ランク2位の金谷拓実(Yogibo)が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーでトップに立った。今季3勝目となる通算6勝目へ逃げ切り、賞金ランク1位に返り咲く。

 9番で8メートルを沈め、10番は3メートルのチャンスにつけた。11番で110ヤードの第2打を30センチにからめ、3連続バーディーで加速した。「今日はいいプレーができた。安定してフェアウェーにも打てているし、アイアンショットの乱れも今日は修正できた」。ホールアウト後、自らのプレーに合格点を与えた。

 BMW日本ツアー選手権森ビル杯(宍戸ヒルズCC)、フジサンケイクラシック(富士桜CC)に続く難コース攻略に、また一歩近づいた。2年前の大会は、3日目に74と崩れながら5位に入っている。「難しいので、ターゲットもしっかり絞らないといけない。前の富士桜もそうだったけど、集中力は上がりやすくて、それがいい方向にいっているのかな」と分析した。

 前週のフランス・オープンで、4歳下の久常涼が日本人3人目となる欧州ツアー優勝を成し遂げた。今年2月にアジアンツアーのインターナショナルシリーズ・オマーンで優勝するなど、積極的に海外ツアーに参戦を続ける金谷だからこそ、その重みが分かる。「すごかった。欧州で勝つって、本当に難しいこと。去年プレーしたコースで、すごく難しかった。彼は本当に南アフリカとかケニアとかいろんな所に飛んで試合に出ている。挑戦するということは、言うことは簡単だけど、実際に実行してやり続けることは難しいこと。でも彼はそれをずっとやり続けてきたので、本当に素晴らしいと思う」。大いに刺激を受けている。

 今季6度目、通算13度目の最終日最終組を迎える。トップで迎えた大会は5戦中4試合で優勝している。「最終日最終組で回るっていうのはすごく大事なことだと思うし、優勝するチャンスが一番多い場所。そこに今週も入れたので、とにかく勝ち切りたい」。いつも通り、自分のゴルフを貫くだけだ。

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