◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第3日(30日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)
第3ラウンドが行われ、2位で出た木下裕太(光莉リゾート&GOLF)が6バーディー、3ボギーの68で回り、通算11アンダーで金谷拓実(Yogibo)と並んでトップに立った。2018年マイナビABC選手権以来となるツアー2勝目を目指す。
17番でバンカーからの128ヤードの第2打を46度のウェッジで30センチにつけ、18番は5メートルを沈めて連続バーディーで締めた。「取るところを取って、ピンチをしのいで、完璧なゴルフが3日ともできた」と納得の表情を見せた。
最終組で同姓の木下稜介とプレー。「どうしてこのゴルフで、この賞金ランキング(87位)なんですか?」。率直に疑問をぶつけられた。「稜介、それ、去年も同じこと言われたよ…」と苦笑いで返すしかなかった。「今週は調子も良くて、パッティングのフィーリングも合っているので、いいメンタルでできている」。3日間好スコアを重ね、2021年日本プロ選手権第1ラウンド以来のトップに立った。
今季賞金ランク2位の金谷拓実と初の同組が、最終日最終組に決まった。「最強の相手だと思うんですけど、ここまで来たら勝ちたいですね。相手が相手だけに楽しそう。星野(陸也)くんもいますし、すごいメンバー」。5年ぶりの優勝へ、挑戦者として残り18ホールを戦い抜く。