金谷拓実、難コース攻略で首位浮上 「優勝するチャンスが一番多い場所」最終日を首位で迎えると5戦4勝


金谷拓実

金谷拓実

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第3日(30日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 4位で出た賞金ランク2位の金谷拓実(25)=Yogibo=が5バーディー、1ボギーの67で回り、68だった木下裕太(37)=光莉リゾート&GOLF=とともに通算11アンダーで首位に並んだ。今季3勝目を挙げ、賞金ランクトップに返り咲く。

 “金谷タイム”の発動だった。9番で8メートルを沈めると、10番は3メートルのチャンスにつけた。11番で110ヤードの第2打を30センチに絡め、3連続バーディーで一気に加速した。「いいプレーができた。安定してフェアウェーにも打てているし、アイアンショットの乱れも修正できた」。冷静沈着に、自らのプレーに合格点を与えた。

 今季2勝はBMWツアー選手権森ビル杯(宍戸ヒルズCC)とフジサンケイクラシック(富士桜CC)。難コースハンターは、ツアー屈指の三好攻略へ腕をぶす。「難しいのでターゲットをしっかり絞らないといけない。前の富士桜もそうだったが、集中力は上がりやすい」と分析した。

 最終日を首位で迎えると5戦4勝と高勝率を誇る。「最終日最終組で回ることはすごく大事なことだと思うし、優勝するチャンスが一番多い場所。そこに今週も入れたので、とにかく勝ち切りたい」。4位以内なら賞金ランク1位に返り咲く。(高木 恵)

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