「ゴルフ天才少女」須藤弥勒が女子相撲に出場 「弥勒鵬として横綱を目指します!」


女子相撲に参戦する須藤弥勒(左)は兄・桃太郎君を相手に稽古に励んでいる(提供写真)

女子相撲に参戦する須藤弥勒(左)は兄・桃太郎君を相手に稽古に励んでいる(提供写真)

 史上初めてジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇し「ゴルフ天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(12)=ゴルフ5/太陽自動車=は23日、女子相撲大会「第1回ドリームガールズ杯」(2月11日、東京・墨田区すみだフットサルアリーナ)に出場し、優勝を目指すことを宣言した。

* * * * *

 同大会は、小学1年生から高校3年生までの女子選手を対象にしており、大相撲の元横綱・白鵬の宮城野親方(38)が応援サポーターを務め、お笑いコンビのハリセンボンがMCで大会を盛り上げる。弥勒は、親交がある宮城野親方に出場を薦められ、小学生の部で優勝を狙う。宮城野親方が開催している国際少年相撲大会の「白鵬杯」が翌日12日に東京・墨田区の両国国技館で行われ、その大会には兄・桃太郎君(13)、弟・文殊君(8)が参戦する。弥勒は「須藤3きょうだいで『チーム弥勒鵬(みろくほう)』として参加します。私は第1回ドリームガールズ杯で優勝して、横綱を目指します!」と元気いっぱいに話した。

 宮城野親方が22日に女子相撲の第1回ドリームガールズ杯の開催と弥勒の出場を発表した翌日、弥勒は群馬・太田市内の自宅で、兄の桃太郎君と熱心に稽古に励んだ。幼少時には空手とレスリングを経験している弥勒は、2学年年上の兄を相手に力強い取り組みを見せている。今後も大会までゴルフの練習の合間に稽古を行う。

 父・憲一さん(51)は弥勒の「異種競技挑戦」を全面的に応援。「多様のスポーツをすることは重要です。特に相撲は四股を踏むことで柔軟性が高まり、体幹が強くなると思います。格闘技は、けがには気をつけなければいけませんけど、戦う気持ちを育てるにもいいです」と期待を込めて話した。

 「大相撲ですごい記録をたくさんつくった宮城野親方を尊敬しています。私もゴルフで横綱になりたい。女子相撲に出場する以上、精いっぱいに戦って相撲でも横綱を目指します」と弥勒は笑顔で話す。推定総額3億6000万円のスポンサー契約を結ぶ破天荒な「ゴルフ天才少女」は、土俵でも存在感を発揮しそうだ。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月にアマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで所属契約のゴルフ5をはじめ、13社・団体と推定総額3億6000万円のスポンサー契約を締結。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。

最新のカテゴリー記事