単独首位発進の鈴木愛、再現性高いスイングで「ピンデッドに行きやすくなった」


16番ティーショットを放つ鈴木愛(カメラ・今西 淳)

16番ティーショットを放つ鈴木愛(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 明治安田レディス 第1日(7日、高知・土佐CC=6273ヤード、パー72)

 2019年大会覇者で四国(徳島県)出身の鈴木愛(セールスフォース)が8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーで2位に3打差をつけて単独首位に立った。

 17、19年の賞金女王は14番で3パットのボギーから、15番以降4連続バーディー締め。15番パー5で第3打を70センチに寄せると、16番で4メートル、17番で6メートル、最後は2メートルとパット巧者ぶりを見せつけた。

 「開幕からショットもパットも安定している」と手応え抜群のラウンドを振り返った。昨年12月からのオフは下半身や体幹など精力的にトレーニングを行い「今日も体が軽く感じた」と、アップダウンのきついコースでも疲れは見せず。また、1月末からの米国合宿では「どうやったら再現性が高くなるかと考えて、スイング作りをしてきた。距離も伸びて、方向性も良くなり、ピンデッドに行きやすくなった」と説明した。

 「ゴルフはメンタルだと言われるけど、その前に技術がないと意味がない。下手くそは練習するしかない。メンタルを作る前にスイング作りです。(心技体の重要度は)技・心・体ですね」と元女王らしく堂々とコメントした。

 直近の目標は海外メジャー、全米女子オープン(5月30日~6月2日、ランカスターCC)出場だと明かす。現在世界ランクは83位。大会には4月3日もしくは5月27日時点での75位以上が出場資格を得られる。「(2015年に)初出場した全米女子オープンと同じコース。また行きたい。早いうちに決めたい」と、世界ランク上昇に向けて勝利を見据えた。

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