◆女子プロゴルフツアー Vポイント×ENEOS 第2日(16日、鹿児島・鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72)
46位で出た柏原明日架が6バーディー、ボギーなしで、この日のベストスコア66をマークして通算6アンダーとし、首位と1打差の4位に浮上した。
前半は3番と9番で15メートルのバーディーパットをねじ込み、後半はショットでチャンスを作った。開幕前にパッティングのルーチンとアドレスを修正したことが奏功。「ショットの状態は、昨日とあまり変わっていないけど、パターが入るだけでこんなにスコアが違う。ゴルフって面白いなと思いながら、キャディーさんとも話していた。パターはやっぱり大事だなと思った」と納得の表情だった。
2月末に結婚を発表したばかり。「入籍する前から同棲はしていたので、拠点が変わったとか移動の仕方が変わったということはない」と言い、夫の地元の京都での暮らしも1年がたった。「気持ち的にすごく楽になったし、彼も私のゴルフを応援してくれている。ゴルフに本当に集中できる」と感謝する。
今年からマネジメント会社と契約したことで、ツアーを戦う環境も整った。「ポジティブな言葉しか、今の自分の中には浮かんでいない。周りの方に感謝して、成績を出すことで気持ちが伝わればいいなと思っている」。2019年のマスターズGCレディース以来となる5年ぶりのツアー3勝目へ、逆転を狙う。